わかっているつもりなのについ過ぎてしまう酒。そして待っているのがつら〜い二日酔い。二日酔いというのはアセトアルデヒトという物質が原因で起こるといわれています。これはアルコールが分解される段階でできるものです。ウコン(うこん)に含まれているクルクミンは、このアセトアルデヒトの分解速度を速めてくれます。お酒を飲まれる方には特にウコン(うこん)が強い味方になってくれるでしょう。
ウコンは熱帯アジア原産のショウガ科ウコン属の多年草。うこんの外見はショウガに似た根茎と、ひげ根の先端が肥大根となるのが特徴です。
紀元前のインド・中国では、漢方薬の上薬として昔から珍重されてきたウコン。沖縄では琉球王朝時代から今に伝えられ、現在でも”うっちん”という名称で日常的に愛用され、長寿日本一とは切り離せない、まさに恵みの産物です。そのほか日本では沖縄県本島・石垣島・鹿児島県本土・奄美大島などが主な産地となっています。
春にピンクの花を咲かせる春ウコンと、秋に白い花を咲かせる秋ウコンがあります。春ウコンは鮮やかな黄色で辛味と苦味あり、秋ウコンはダイダイ色で苦味がありません。秋ウコンは従来カレー粉として利用されており、洋名ターメリックとも呼ばれます。
ウコンの黄色い部分がこの「クルクミン」で、肝臓の働きを助け、二日酔い予防、肝臓機能の促進・改善をしてくれる成分として世界的に研究されています。また、ウコン自体には副作用が無いため、他の薬などと併用しても副作用の心配がないといわれています。
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